2017年9月22日

保育士の人材紹介サービス【保育のお仕事】を展開する株式会社ウェルクス(本社:東京都墨田区両国)は、保育のお仕事レポートの読者、保育系のSNS(Facebook、Twitter)の読者を対象に、「保育士としての就業前後で感じたギャップ」に関する調査を実施しました。
 
【背景】


厚生労働省の調査によれば、保育士の離職率は平成25年度時点で10.3%に及びます。待機児童が増加の一途を辿る中で、保育士の人材不足はどんどん深刻になっているのです。

しかし、退職することになってしまった保育士も、いま辞めようか悩んでいる保育士も、はじめは「保育」に希望や期待を持って国家資格を取得したはず。辞めてしまった・辞めたくなってしまった原因は、そうした入職前と入職後のギャップにあるのではないでしょうか。

そこで保育士を対象に、「入職前後でどんなギャップを感じたか?」「そのギャップにどう対処したか?」などを調査しました。

厚生労働省の調査によれば、保育士の離職率は平成25年度時点で10.3%に及びます。待機児童が増加の一途を辿る中で、保育士の人材不足はどんどん深刻になっているのです。
しかし、退職することになってしまった保育士も、いま辞めようか悩んでいる保育士も、はじめは「保育」に希望や期待を持って国家資格を取得したはず。辞めてしまった・辞めたくなってしまった原因は、そうした入職前と入職後のギャップにあるのではないでしょうか。

そこで今回は、保育士さんを対象に「入職前後でどんなギャップを感じたか?」「そのギャップにどう対処したか?」についてお聞きしました!
 
 
入職前後でギャップはありましたか?


「保育士になる前に思い描いていた保育士像と、実際に保育士になってからの現実にギャップはありましたか?」と質問したところ、「ギャップがあった」が93.6%、「ギャップはなかった」が6.4%となりました。
 
 
どのようなイメージを持って、保育士を志していましたか?


「どのようなイメージを持って保育士を志していましたか?(※複数回答可)」と質問したところ、

  • 「子どもと一生懸命遊んで、成長を見守る仕事」が74.1%
  • 「子どもの面倒を見るのが好きな、優しい女性の多い仕事」が72.9%
  • 「国家資格を必要とする、安定した仕事」が27.6%
  • 「楽器演奏や工作など、自分の得意分野を活かせる仕事」が15.9%

となりました。
 
 
どのようなところにギャップを感じましたか?
「実際に保育士として働いてみて、どのようなところにギャップを感じましたか?」と質問したところ、以下の回答がありました。


  • 「現場最優先・子供最優先と思っていたが、あらゆる書類の作成や大人の都合に追われ「どちら優先なんだろう?」と感じることが多かった」
    (35~39歳:元保育士/女性)
  • 「子どもに対するのと同じくらい、大人への支援が必要なことが多い。保護者にしろ、職員にしろ」
    (30歳~34歳:保育士【正規職員】/女性)
  • 「上の先生たちからのいじめで仕事が楽しくなくなった。子どもと関わる仕事だから、現場でそんな目に合うと思わなかった」
    (25歳~29歳:元保育士/女性)
  • 「仕事量(週案、月案、個人記録、研修、出張、行事)があるわりに、給料が少なすぎる。こんなに大変な思いをしてたんだと感じた」
    (30歳~34歳:保育士【正規職員】/女性)
  • 「定時で勤務終了できると思っていたが事務仕事が膨大で、常に時間外勤務や持ち帰り仕事が多い」
    (45歳~49歳:保育士【正規職員】/女性)

 
 
ギャップを解消するための行動を起こせましたか?


「ギャップがあった」と回答した人に「ギャップを解消するための行動を起こせましたか?」と質問したところ、「行動を起こせた」が30.1%、「行動を起こせなかった」が69.9%となりました。
 
 
ギャップ解消のため、どのような行動を起こしましたか?


「ギャップ解消のために行動を起こせた」と回答した人に「どのような行動を起こしましたか?」と質問したところ、以下のような回答が寄せられました。

  • 「書類の見直しを園長に訴えることで、書類の負担がこれから軽減されるところだ」(20~24歳:保育士【正規職員】/男性)
  • 「保育士同士で声かけあい、見守っている」(35~39歳:保育士【パート・アルバイト】/女性)
  • 「土曜日出勤をしないようにしていたが、土曜日を月2回入れるようにして、他の先生が休めるようにした」(40~44歳:保育士【パート・アルバイト】/女性)
  • 「陰口いう人には直接話をしに行きます。又労働基準局に行きました」(25~29歳:保育士【正規職員】/女性)
  • 「必要な知識や技術を取得すべく、自主的に研修を受けに行くなど専門職としての自己研鑽に努める」(50~54歳:保育園経営者・園長/女性)

 
 
行動を起こして、状況は改善されましたか?


「ギャップ解消のために行動を起こせた」と回答した人に「行動を起こしたことで状況は改善されましたか?」と質問したところ、「改善された」が35.8%、「改善されなかった」が69.9%となりました。

 
 
ギャップ解消のために動けなかったのはなぜですか?


「行動を起こせなかった」と回答した人に「ギャップを解消するために行動を起こせなかったのはなぜですか?」と質問したところ、以下のような回答が寄せられました。

  • 「みんなやっているからとあきらめてしまう」(40~44歳:保育士【パート・アルバイト】/女性)
  • 「年功序列の社会で、どうしようもないと思ったから」(30~34歳:保育士【正規職員】/女性)
  • 「先輩の先生方には常にイエスマンでいなければならないので、行動を起こすなんて、もってのほかでした」(25~29歳:保育士【正規職員】/女性)
  • 「狭い社会なので、園長や主任に嫌われると働きづらくなるから」(40~44歳:保育士【正規職員】/女性)
  • 「意見しようとしても他の先輩に告げ口をされたことがあるから」(25~29歳:元保育士/男性)

 
 

ギャップが生じたのはどうしてだと思いますか?


「ギャップが生じたのはどうしてだと思いますか?(※複数回答可)」と質問したところ、

  • 「覚悟はしていたが、そのギャップが自分の想像以上に大きかった」が66.5%
  • 「入職先の保育士から直接話を聞ける機会がなかった」が39.6%
  • 「「入職前の情報収集が足りなかった」が31.7%
  • 「保育園から提示された情報が実際と異なっていた」が29.9%

となりました。
 
 

ギャップをなくすにはどうすべきだと思いますか?


「ギャップをなくすにはどうすべきだと思いますか?(※複数回答可)」と質問したところ、

  • 「待遇を期待通りの水準に向上させるべき」が64.0%
  • 「入職先の保育士とディスカッションできる機会を設けるべき」が48.4%
  • 「保育園や養成校の情報開示がより詳細になるべき」が41.6%
  • 「1日体験など、事前に現場に入る機会を設けるべき」が2.4%

 
 
復職のためには、どのような改善が必要ですか?


ギャップをきっかけに退職してしまった人に対して「復職するためには、どのような改善が必要だと思いますか?」と質問したところ、以下のような回答が寄せられました。

  • 「下の先生でも、きちんと意見を言える職場づくり。上がいうことは絶対という時代は終わっていると思う」(25~29歳:元保育士/女性)
  • 「園長や主任の意識改革」(35~39歳:元保育士/女性)
  • 「一般的に問題だと思われる内容に関して、外部の視点も入れた議論ができる場を」(45~49歳:保育士【パート・アルバイト】/女性)
  • 「休みをもっととりやすく、フォローしあえる環境になって欲しい」(30~34歳:元保育士/女性)
  • 「職場にメンタルヘルスケアができる人がいると良いかと思う」(45~49歳:保育士【正規職員】/女性)

 
 

全調査データは保育のお仕事レポートのページにてご確認いただけます。
https://hoiku-shigoto.com/report/news/enquete-gap/

【アンケート実施概要】
・調査期間:2017年8月25日(金)~9月8日(金)
・調査対象:保育のお仕事の読者のほか、保育系のSNS(facebookページ、twitter)の読者となっている全国の20代~60代の男女173名
・男女割合:男性/4.0%・女性/96.0%
※ご協力いただきました皆さま、貴重なご意見をありがとうございました!
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